「使用済ナイロン製漁網回収サービス」の試験運用を開始

Ellange株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役:関 幸太郎)は「自然と共生するコミュニティを創造する」ことを目的とし、地域の漁業コミュニティと共に取組を行います。

■取組背景

漁網を含む海洋におけるプラスチック汚染は地球規模の問題となっています。
多様化する現代の食文化を支えている漁業において、海洋プラスチックは避けることの出来ない副産物です。
今まで使用済の漁網は他に選択肢がない為、産業廃棄物(ゴミ)として処理をされていました。
産業廃棄物として処理を行うにも費用が発生していました。
漁網の海洋への流出は悪天候や技術的要因、また人為的な誤りによるケースや意図的に海に投棄をされているケースも存在しています。
その結果として多くの海洋生物が使用済の漁網によって命を落としたり、傷つけられたりすることで生態系のバランスにも大きくダメージを及ぼしています
使用済の漁網に対する大方の見方は「ゴミ」です。

使用済漁網イメージ使用済漁網イメージ

■取組概要
使用済漁網を原材料としてアップサイクルを行うことで、既存の「ゴミ」の概念を払拭し、バージンプラスチックの排出量を削減し、プラスチックが海に流出することを防ぐことに貢献します。
それぞれの地域の実情に合った形での持続可能な回収スキームの構築を行い、自然と共生するコミュニティの創造と漁業コミュニティの意識のアップデートを行います。

■国内における様々な課題
使用済の漁網の回収を行うには以下のような幾つかの課題が存在しています。
1,漁網自体に様々な素材(ポリエステル/ポリエチレンetc…)が存在し、分別が極めて困難である点
2,そもそも漁網はゴミの認識の為、分別をする習慣がない点
3,漁網は軽いがかさばる為、運搬コストが高い点

様々な種類のナイロン製漁網が存在様々な種類のナイロン製漁網が存在

■回収スキームについて
使用済ナイロン製漁網は基本的には無償で回収を行います。
状況に応じて、配送費(離島の場合)もしくは分別費を負担頂く場合があります。
詳細分別方法・回収基準に関してはお問い合わせ下さい。

■回収エリア(2022年4月1日時点)

  • 新潟県佐渡エリア、一部漁港
  • 石川県能登エリア、一部漁港

■当社の目標
2024年中に国内の使用済ナイロン製漁網回収率100%を達成することを目標としています。
使用済漁網を原材料とし、アパレルメーカーとの協業や自社オリジナルブランドも検討しております。
使用済漁網が当たり前に回収されるスキームを構築することで、持続可能な漁業へと貢献します。

■今後の事業拡大
回収エリアは順次拡大予定です。
漁業関係者の皆様からの問い合わせお待ちしています。

■Ellange株式会社について
“Living in Harmony with Nature”
「自然と共生するコミュニティを創造する」ことをミッションとして地域の課題に正面から向き合い、取り組みます。

商号:Ellange株式会社
所在地:東京都中央区銀座1-22-11 銀座大竹ビジデンス2階
代表者:関 幸太郎
設立:2021年6月
電話番号:090-4013-9801
メールアドレス:seki@ellange.jp
URL: https://ellange.jp/

■本件に関する問い合わせ先
Ellange株式会社 関 幸太郎
メールアドレス:seki@ellange.jp
電話番号:090-4013-9801